nougat : 南フランス名菓ヌガー。アーモンドとハチミツが香る上品な伝統スイーツ。
ヌガーとは——
南仏が育んだ、伝統の甘み
フランス南部、陽光あふれるプロヴァンス地方に伝わる伝統菓子「ヌガー」。アーモンドやハチミツ、砂糖、卵白を混ぜ合わせて作られる、香ばしくやさしい甘さが特徴の逸品です。名前はラテン語の「nux gatum(ナッツのケーキ)」に由来し、プロヴァンス語の「ヌーゴ」を経て今の呼び名になったといわれています。噛むたびにナッツの香ばしさとハチミツの豊かな香りが広がり、食感もやわらかい「ヌガー・ブラン(白ヌガー)」と、カリッとした「ヌガー・ノワール(黒ヌガー)」の2種類があります。
王侯貴族も魅了した、ヌガーの聖地
ヌガーの聖地として知られるのが、南フランスの小さな町モンテリマール(Montélimar)。17世紀、農学者オリヴィエ・ド・セールがこの地にアーモンドの木を植えたことで、良質なアーモンドを使ったヌガー作りが花開きました。1701年には、モンテリマールの首席執政官が、ルイ14世の孫であり後にスペイン国王となるフェリペ5世にヌガーを贈ったという記録も残っています。
アーモンド、ハチミツ、ピスタチオを伝統のレシピでじっくり練り上げ、やわらかく仕上げるのがモンテリマール流。まるで南仏の太陽を閉じ込めたような優しい味わいは、旅行者が思わず足を止めてしまうほど、街中に甘く香ばしい香りを漂わせています。2024年11月には、その品質と伝統を守るため、地理的表示保護(IGP)の認定も受けました。
やわらかく、あるいはカリッと
アーモンドの食感と香ばしさが際立つ、やわらかなヌガー・ブランは、ひと口食べると止まらなくなるほどの美味しさ。少し硬めに仕上げたヌガー・ノワールは、ゆっくりと口の中で溶かすとハチミツの甘さとナッツの香りがやさしく広がり、昔懐かしいキャンディーのような味わいが楽しめます。どちらも紅茶やコーヒーと合わせると、より豊かな香りが引き立ちます。
南仏が生んだ、小さな甘い宝石
見た目の可愛らしさ、香ばしさ、そして素材のシンプルさが魅力のヌガー。保存もきくため、旅行中の手土産やフランスのお土産としても人気があります。Cerise Parisでは、フランス・モンテリマール地方の本格的なヌガーを厳選してご紹介しています。南仏の伝統が生んだこの小さな甘い宝石を、ぜひ一度味わってみてください。






