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Cerise Paris| ルイ・ヴィトン |  Takashi Murakami
Louis Vuitton x Takashi Murakami ( ルイ・ヴィトン×村上隆)
2021年8月19日
Cerise Paris| ルイ・ヴィトン |  Takashi Murakami
Art et mode

ルイ・ヴィトンと村上隆——
アートとブランドの出会い

パリのシャンゼリゼ通りに本店を構えるルイ・ヴィトン。フランスのメゾンに日本のアートが息づいているとすれば、それはアーティスト村上隆のおかげでしょう。日本の伝統文化、彼が育った社会の激動、おとぎ話やマンガ、可愛いキャラクターへの愛——そのすべてを昇華させた彼のイマジネーションは、ルイ・ヴィトンというブランドに新しい風を吹き込みました。

2003年、モノグラムの再生

2003年、ルイ・ヴィトンは村上隆とのコラボレーションによる「モノグラム・マルチカラー」コレクションを発表しました。伝統的な茶色のモノグラムを、33色ものアシッドなカラーで再構築したこのシリーズは、瞬く間にファッション界を席巻します。アンディ・ウォーホルのポップアートの精神を受け継いだ村上氏は、ブランドの象徴的なモチーフに、まったく新しい鮮やかさをもたらしたのです。

美術館という、特別な舞台

2007年、ロサンゼルス現代美術館(MOCA)で村上氏の回顧展が開催されると、ルイ・ヴィトンは館内に80平方メートルの臨時ブティックを設け、「LVハンズ・ネヴァーフル」ラインを限定販売しました。2008年4月にはブルックリン美術館でも同様に、回顧展の会場外で新商品が販売されます。作品の展示と商品の販売が融合するこの試みを通じて、アート、アーティスト、そしてブランドの出会いは、少しずつ進化を遂げていきました。

広がり続ける、遊び心の世界

2008年には、モノグラムにカモフラージュ柄をプリントした「Monogramouflage」を発表。クラゲの目、花やキノコ、マンガのようなレザー装飾——遊び心あふれるディテールが、ブランドの作品を彩りました。自身のキャラクター「Ayakoちゃん」を「アンソリット・モノグラム」コレクションの世界に登場させたり、耳がヴィトンのモノグラムになったパンダを描いたりと、村上氏ならではの発想は尽きることがありません。

村上隆というアーティスト

東京藝術大学で古典的な絵画を学んだ村上隆は、確たる現代の国民的シーンが不在で、アメリカ文化が支配的だった当時の状況への反応として、独自の表現方法を築き上げていきました。幻想的なキャラクター、妖精のような動物、いたずら好きなモンスター——奔放な想像力が生み出す、暗くも素晴らしい独特の世界。原爆から津波、地震まで、日本が経験してきた大小のトラウマへの言及も随所に見られます。漫画やアニメーションのカワイイ、ポップな美学と、昔の巨匠の絵画や仏教図像を組み合わせながら、絵画、彫刻、インスタレーション、アニメーション映画と、多彩なメディアで作品を生み出し続けています。自身の会社「Kaikai Kiki」を通じた活動も、その表現の一部です。

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