コンサヴァトワール・デ・エミスフェール——
パリ紅茶専門店の物語
フランスにおける紅茶の歴史は、17世紀のルイ13世の宮廷にまで遡ります。当時、中国・明王朝から届いたお茶が、フランス貴族社会で初めて味わわれたと言われています。以来、紅茶は世紀を超えてフランスの暮らしに溶け込み、洗練されたアール・ド・ヴィーヴル(生活の芸術)の一部として愛されてきました。そんなフランス紅茶の伝統を現代に受け継ぐ存在が、パリの紅茶専門店「コンサヴァトワール・デ・エミスフェール(Conservatoire des Hémisphères)」です。
創業者アリス・ビュローが描いた、紅茶への情熱
コンサヴァトワール・デ・エミスフェールは、パリ出身の起業家アリス・ビュローによって創設されたフランス紅茶ブランドです。ブランドの世界観を作り上げるための2年間、そして世界各地の茶園と協働しながら独自のレシピを開発するためのさらに2年間——合計4年もの歳月をかけて準備を重ね、2021年についにその扉を開きました。優雅な茶箱のデザインから、一つひとつのブレンドに込められた物語まで、細部にまでこだわり抜かれたブランドは、瞬く間にパリの紅茶愛好家たちの心を掴みました。
「ボヌール・デ・ダム」の街に佇む、二つの店舗
コンサヴァトワール・デ・エミスフェールの本店は、パリ7区リュ・デュ・バック96番地に構えられています。この界隈は、エミール・ゾラの小説『ボヌール・デ・ダム百貨店』の舞台としても知られる、パリの中でも特に洗練された商業地区。数百もの引き出しが並ぶ店内は、フランスにおける紅茶の歴史を綴り続けるための、かけがえのない宝箱のような空間です。その後、パリ16区リュ・ドゥ・パッシー9番地にも2店舗目がオープンし、より多くの紅茶愛好家たちに本格的なフランス紅茶の世界を届けています。
世界中の茶葉に宿る、匠の技への敬意
コンサヴァトワール・デ・エミスフェールという店名が示す通り、このメゾンは「両半球(Hémisphères)」——つまり世界中の産地から選び抜かれた、卓越した茶葉の保存庫(コンサヴァトワール)を自負しています。家族経営の小規模生産者たちと直接手を組み、伝統的な製法と土地の個性を守りながら育まれた茶葉のみを厳選。環境や生産者に配慮した農法の証であるEcocert認証を取得するなど、倫理的な調達にも強いこだわりを持っています。厳選された紅茶は真鍮製の美しい小箱に収められ、量り売りというフランスならではのスタイルで一つひとつ丁寧に手渡されます。
フランス紅茶土産として、特別な一杯を
絹の紙に包まれ、リボンで丁寧に結ばれたコンサヴァトワール・デ・エミスフェールの紅茶は、それ自体が贈り物としての美しさを備えています。フランス紅茶ブランドの中でも、パリの粋と洗練を凝縮したその佇まいは、大切な方へのフランス土産として、また自分自身へのご褒美としても最適な一品。一杯のお茶を通して、パリの紅茶専門店が紡いできた物語ごと、日本のご自宅にお届けします。
Cerise Parisでは、コンサヴァトワール・デ・エミスフェールをはじめ、パリの上質な紅茶ブランドを厳選してお届けしています。本場フランスの紅茶文化を、そのままご自宅で。
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